青梅日記

 

青梅日記

 

コアシナガバチの巣

青梅市根ヶ布


一応まだ拡大してるらしい

 

 

モンスズメバチとの遭遇

青梅市根ヶ布


トウヨウホソアシのクーデターにうんざりしながら、

フタモンの巣のほうへ土の道を下ってゆくと、

前方で蜩のけたたましい叫び声が聞こえた

「どうせヒヨドリにでも捉まったのだろう」

それほど気にも留めず歩き続けたが、どうも様子がおかしい

声がずっと同じ場所で低いところから聞こえてくるのだ

しかもこれから私が行く先だ

蟷螂はまだ蜩を襲えるほどには大きくなってないだろうし、

「もしかすると!」と思いながら急いで声のするほうへ行くと、

案の定モンスズメバチが暴れるヒグラシ♂に

しがみ付いているところだった

 

餌の取り合い

青梅市根ヶ布


やがてモンスズメバチは生きたままセミを大あごで砕き始めた

しかし暴れるセミとともにたどり着いたところは

クロクサアリの行列の上だった

たちまちクロクサアリはセミに群がり始め、

たまらなくなったモンスズメバチはいったん飛び上がると、

ホバリングをしてアリたちを追いやろうとした

そこで私はセミを行列から離してやった

ところがそこはクロヤマアリの巣の近くで、

直ぐにクロヤマアリたちが気付いて寄ってきてしまった

そうこうするうちに戻ってきたモンスズメバチ、クロクサアリ、

そしてクロヤマアリ3種の三つ巴の餌の取り合いとなってしまった

 

モンスズメバチの巣

青梅市根ヶ布


モンスズメバチが肉団子加えて舞い上がった

巣のある方を確かめようとしたが直ぐに見失った

すると、40秒もしないうちにモンスズメバチは戻ってきて、

また肉団子を作り始めたのである

これはあまりに早過ぎる

セミを小枝につけて、いろいろな場所から試すと、

セミを殺した場所の直ぐ真上の木むらのほうへ

運んでいるような気がした

そこでメガネを掛けて見上げると、地上5mほどの

生木の枯死した枝の小さな穴に入ってゆくのが見えた

樹種は不勉強で分からない(エゴノキ?)

枝には裏面の白い多孔菌類が生えていた

ここはクーデターが起きたトウヨウの巣から10mほどしか離れていない

穴の上のほうには目張り用の外被が見える

それにしてもこんな狭い穴を女王は通れるのかと思ってしまう

ワーカーが羽化した後から狭くしたのだろうか?

それにこの枝は径が15cmほどしかない 狭すぎないだろうか?

朽ちた部分はそれほど多くないようだし

やはり引越しを行うのかもしれない

 

その後、このハチを見つけた路では、

チャイロスズメバチに似たハチが

クダマキモドキ類?幼虫とともに落ちてきたことがある(定かではないが)

 

移植したフタモンアシナガバチの巣

青梅市根ヶ布


それなりに大きくなっている

以前働き蜂による産卵も見た

写せなくて残念